三才堂をつくった人
信じるより、確かめる。
金田茂樹
- 元 音楽教師
- 元 プログラマー
- いま 八字の生徒
三才堂の命式の計算と、このサイトの仕組みをつくりました。占い師ではありません。
占いを信じる人間ではありませんでした。いまも「信じている」とは言いません。
ただ、自分で確かめたことがあります。それを、ここに書いておきます。
1959–
音楽と、Apple II
1959年、岩手県に生まれました。音楽大学ではサックスに打ち込んでいました。
ちょうどそのころ、Apple II というコンピュータが世に出ます。当時の値段で六十万円ほど。とても手の出るものではありません。それでも触ってみたくて、高田馬場の小さな店に通い詰め、そのままそこでアルバイトを始めました。
卒業してからは、十五年間、高校で音楽を教えました。学校に一台だけあった古いパソコンで、成績処理のプログラムを書かせてもらったこともあります。難しい作業を、道具で誰でもできるようにする。そのときの手応えが、いまも私の原点です。
四十歳
Web の世界へ
四十歳で、IT の世界に移りました。面接を受けること九十回。ようやく拾ってもらい、名刺を手にしたとき、「なんでもできる」と思ったのを覚えています。
ライブドアでは、ニュース、天気予報、地図といった、いまでは当たり前になったポータルサイトの中身を、新聞社や気象会社に自分で足を運んで、一つずつ形にしていきました。
五十五歳
「八字」という言葉
五十五歳からはフリーランスのエンジニアとして働き、2024年に株式会社きららぼを立ち上げました。ネットショップの商品をつくるために、中国の工場と何度もやり取りをするようになりました。
その仕事の中で、初めて聞いた言葉があります。「八字(バーツー)」。日本で四柱推命と呼ばれているものを、中国ではいまもこう呼ぶのだと、そのとき知りました。
生年月日から命式を出してもらうと、その中のある区切りが、私が四十歳で畑違いの世界に移った時期と、同じところに来ていました。
当たった、とは思いませんでした。偶然だろう、と思いました。ただ、なぜそう見えるのかは知りたかった。そういう性分です。
いま
先生と、AI
調べるうちに、日本でよく目にする四柱推命と、中国の原典に書かれた八字とでは、重きを置くところがずいぶん違うと分かりました。
原典の読み方を教えてくれているのが、いまの先生です。私よりずっと若い。それでも先生です。(先生・青禾の話)
物覚えのよい年齢ではありません。分からない言葉は、AI に何度も聞き直しました。ChatGPT が出てまもないころには、セミナーで受講生の目の前で、美容室のサイトを一つ作ってみせたこともあります。AI は、私にとっては道具です。
ただ、命式の計算まで AI に任せると、ときどき間違えます。だから役目を分けました。
計算はサイト、言葉の意味は AI、
読み方は先生。
いま取り組んでいるのは、先生の読み方をもとに、ご自身の命式を AI が言葉で解説する仕組みです。もとになる計算は、これまでどおりサイトが行います。AI に任せるのは、計算の結果を読みやすい言葉にするところまでです。
このサイトのつくり
教わった規則を、そのままプログラムに
命式の計算には、間違えやすい工程がいくつもあります。二十四節気の節入りの時刻、1948〜1951年のサマータイム、生まれた土地による時刻の差。どれか一つを取り違えるだけで、柱が一本ずれてしまいます。
そこで計算は AI に任せず、先生から教わった規則のとおりに動くプログラムとして組みました。節入りは日本時間で判定し、サマータイムの期間に生まれた方は、自動で標準時に戻して計算します。コードは、私が AI に手伝ってもらいながら書きました。
組んだ計算が合っているかどうかは、書籍に載っている命例と突き合わせて確かめています。『四柱推命大全』の命例のうち、日本の鑑定システムでも同じ命式になることが確かめられているものです。四柱・通変星・十二運は、すべて一致しました。
ご本人の歩みが分かっている実例とも照らし合わせ、判定と実際の出来事が合うかどうかを記録しています。合わなかった結果も、そのまま残しています。
結果の画面では、生年月日時から一つに決まる事実と、古典の手順を当てはめた参考値を、分けてお見せしています。くわしくは、このページの後半に書きました。